2023年4月14日金曜日

ブログ11: 好きな小説

最近はあまり時間がなくて小説を読んでいないんですが、私は本を読むのが結構好きなので、好きな小説は色々あります。今回紹介したいのは、私が若い時に好きだった「深夜特急」という小説です。

この小説は、作者の沢木耕太郎(さわき・こうたろう)さんの経験をもとにして書かれた旅行小説です。主人公の「私」は、バックパック一つだけでインドからロンドンに旅行することにしました。「バスを使う」ことだけがこの旅行の計画でした。まず香港に行って、飛行機でインドに入りましたが、香港、マカオ、タイなどを経由して、インドに入ったのは旅行を始めてから随分後のことでした。その後も、色々なトラブルがありましたが、中東からヨーロッパに入り、ヨーロッパを旅行した後無事にロンドンにたどり着きます。

この小説の中で印象に残っている場面の一つが、お茶についてです。世界各国でお茶は飲まれていますが、ある国で「私」とその国の人がお茶を飲んでいて、Tのお茶の国とCのお茶の国がある、という話になります。ユーラシア大陸の東ではお茶の呼び方は"Cha"であり、西に行けばそれが"Te"に変わる、という話です。「私」がポルトガルに行ったときに、ポルトガル語ではお茶は"Cha"であることに驚きます。私はこれを読んで、世界は意外なところでつながっているんだ、と思い、ポルトガルで"Cha"を飲みたい、と思いました。

この小説の影響かどうかわかりませんが、私は一人旅が好きで、初めての海外は大学生の時のイギリス一人旅でした(もちろん飛行機で行きました)。今でも、日本に帰ったらときどき一人で旅行しています。まだポルトガルには行ったことがないのですが、死ぬまでに一度は行ってみたいです。

「深夜特急」のwikipedia(日本語):

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%A4%9C%E7%89%B9%E6%80%A5

トランクを持って旅行をしている女性のイラスト

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